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今日からできる!子どもに考えさせる毎日の習慣①「考えさせる質問をする」

 

感想や意見を聞いても、「ふつう」「わからない」と言う。

今日の出来事について聞いても、「忘れた」と言う。

宿題の答えをすぐに聞いてくる。

 

そんなお子さんを見ていて、

「うちの子は意見がないのかしら。」

「ちゃんと考えてるのかしら。」

「勉強についていけてるのかしら。」 

 

と心配になることはありませんか?

 

「もっとよく考えなさい」 と声掛けをすることはありませんか?

そして、そう言ったあとのお子さんは「よく考えた」でしょうか?

 

 

私も、「わかんない」という娘に対して言ったことあります。

 

「もうちょっとよく考えたら?」なんて。

 

 

でもそう言ったところで何も変わりませんよね。

 

「だってわかんないんだもん」

「早く教えてよ」

 

そんなふうに言われること、あります。

 

 

 

「よく考える」ってどういうこと?早く、正解をだすことが「よく考えた」結果ではありません。

 

 

「よく考える」って、なんでしょう。

なにをどうしたら、「よく考えた」ことになるのでしょう。

 

正解を出せたら、よく考えたことになるのでしょうか。

 

いつもテストで100点、宿題もすぐ終わる子は、よく考えているのでしょうか。

 

では反対に、テストの点数も悪くて、宿題に時間がかかる子は、よく考えていないのでしょうか?

 

 

よく知られている話ですが、アインシュタインは大学受験に一度失敗しています。

物理学者を志していたものの教授から「才能がない」と言われ教授として大学に残ることもできませんでした。

就職にも苦労したようで、アルバイトで生計を立てていたのです。

 

それでもノーベル賞に値する画期的な発見をいくつもしています。

 

では、大学に残ることすらできなかったアインシュタインが「よく考えて」いなかったのでしょうか?

 

 

それは違うはずです。

「考え抜いた」からこその、結果のはず。

 

 

考えている過程は、外からはわかりませんね。

あたまの中で起こっていることは目に見えません。

 

どうやってその答えを出したのか、そのプロセスは考えている本人にしかわからないのです。

 

ということは、早く正解を出せることが「よく考える」ではなさそうです。

 

 

 

「考える力」とは、「自分で問題をみつけて自分の答えを出せる力」。「考える」を繰り返せば、だれでも身につきます!

 

 

omoioでお伝えしている「考える力」とは、勉強がよくできたり、偏差値の高い学校に合格できることではありません。

 

「自分で問題をみつけて自分の答えを出せる力」のことです。

 

 

これが身に着くということは、

 

・自分の出した答えに根拠があるので、自信が持てる

・自分の選択に自信が持てる

・他人の意見や「常識(らしいもの)」に振り回されない

・物事を判断する自分の基準ができる

 

つまり、自分に自信を持てることにつながるのです。

 

 

これは、一部の人にしかできないことではありません。

 

「考えかた」を知って「自分の答えを出す」を繰り返すことで、だれでも身に着くものです。

 

大人でも意識すればもちろんできますが、年齢が低いほど、抵抗なく「考える力」をつけることができます。

 

 

「考える」のは、時に苦しい。

だって、すぐに答えが出ないから。

 

「考え続ける」のは、もっと苦しい。

答えが出せるのか、そもそも答えなんてないのかもしれない。

出口のないトンネルをずっとさまよっているようなものだから。

 

 

だけど、苦しんだ先に自分で答えが出せるという体験は、子どもにとってなによりの自信になります。

 

不思議なもので、もっともっと、自分で考えたくなります。

 

 

実は目的を達成した時に出る脳内物質ドーパミンは、「目的達成のために苦しんでいるとき」にも出るそうです。

(中野信子氏著「脳内物質~人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体」より)

 

「自分で答えを出せた経験がうれしい」を覚えた脳が、またご褒美としてのドーパミンを得るために、考え抜くという苦しい作業をしているときにもドーパミンを出すのではないでしょうか。

 

 

もしそうだとしたら、一度見についた「考える力」は、子どもにとって一生の宝になるでしょう。

 

 

 

「考える習慣」をつけることで、だれでも「考える力」は身につきます。 3つの場面で、子どもに「考えさせる」。

 

 

キッズ作文教室でこれがわかる!①「考えかた」の記事で、考える3つの場面について書きました。

 

 

1.質問されたとき

 

2.選ぶとき

 

3.どうしたらできるかな

 

 

この3つの場面を日常に取り入れることで、子どもを考えさせることができます。

 

 

 

「いい質問」は、「考えさせる質問」。質問の仕方ひとつで、子どもの言葉を引き出せます。

 

 

考えさせる3つの場面は、上手な質問をすることで取り入れることができます。

 

質問されたとき、私たちは考えます。

 

それは大人も子供も一緒。

 

 

考えさせるいい質問のキーワードは、「理由」「目的」「手段」「感情」です。

 

 

ここで、子供がお友達Aちゃんを嫌い!といった場面を想定してみましょう。

 

子「Aちゃんきらいなの」

親「どうしてそう思うの?」(理由)

 

子「だって、私のこときもいっていうの」

親「そうなんだ、◯◯はどう思った?」(感情)

 

子「いやだったよ」

親「いやだったんだね、どうしてAちゃんはそんなふうに言うんだろうね?」(理由)

 

子「こないだ牛乳こぼしちゃったときにね、私が泣いてたらそう言ったの」

親「そうなんだ、じゃあ、◯◯(子どもの名前)はどうしたい?」(目的)

 

子「もう言わないでほしい」

親「Aちゃんにそういう言葉を言わないでほしんだね、どうしたらいいと思う?」(手段)

 

子「今度言われたら、いやだよっていう」

 

 

子どもはよく、「何で?」と聞きますね。

すぐに理由がわからないものであれば、私たちは「考え」ます。

 

なんでだろうって。

 

これを反対にしてみます。

 

「○○ちゃんはどうしてと思うの?」

 

そうすると、子どものあたまが考えはじめます。

そして、自分で考えた答えを言ってくれるのです。

 

 

次に、「目的」。

「あなたはどうしたいの?」

 

この質問で、自分がどうしたいのかを考えさせるのです。

 

「手段」は、解決するにはどうしたらいいか?

自分で答えを出せるように、これも考えさせます。

 

もし出てこないようなら、親が複数の選択肢を提示して自分で選ばせます。

 

親「Aちゃんにやめてっていう、先生に言う、何もいわない、どれがいいと思う?」

 

 

 

質問で、子どもが「考えかた」を覚える!

 

子どもが話しかけるときは必ず、聴いてほしいとき。

 

すぐに答えを出せば、子どもは「誰かにきけば答えがもらえる」と思ってしまいます。

 

こんなふうに上手に質問を使うことで、子どもに「考えさせる」機会になりますし、次は自分で同じように考えてみようと思えます。

 

 

つまり、子ども自身が、「考えかた」をどんどん学習していくのです。

 

毎日の声かけ次第で、「考える力」はちゃんとつきます!

 

 

「選ぶ」ということも考える場面のひとつ。

これについてはこちらの記事で詳しく書きます。

子どもに「考える力」をつけるために、子ども自身に「選ばせる」。子どもの選択を認めることは、子どもの自信につながります!

 

こちらも合わせてお読みください。

今日からできる!子供に考えさせる毎日の習慣②「親の心の整えかた」