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キッズ作文紹介②数学を楽しむために

 

キッズ作文は3年生から6年生が対象ですが、中学生以上でも受けていただくことができます。

お話ししている「考え方」「伝え方」は同じだからです。

 

今回は中学3年生のKちゃん。

 

もともと作文が好きなKちゃんは、作文が好きな理由をこんなふうに話してくれました。

「自分の気持ちを自由に表現できるから作文が好き。」

 

そして今回は、

「もっと上手に、早く文章を書けるようになりたい」と参加してくれました。

 

原稿用紙4枚の大作ですが、実質1時間半で書き上げてくれました!(すごい集中力!!!)

 

 

数学を楽しむために

 

 

「数学ってつまんない」

「将来、数学はどんなことに役立つの?やる意味ないじゃん」

 私のまわりには、このような意見を持つ人がたくさんいます。私も小学生のころ、「数学はどんな所に使われているのだろう」と考えることがありました。

 疑問を持った私は、数学を学ぶうえで、自分なりに数学の本などを参考に、考えてみました。そして今回、私が思ったこと、考えたこと、感じたことを、数学嫌いな人に伝えたいと思います。

 

 数学の問題を解くうえで、一番大切なことは、解けても解けなくても、その結果を踏まえて、自分がどのように行動していくかだと思います。

 実際にそう感じた出来事が、学校でありました。

 私の友達の一人は、小さいころから数学が苦手で、テストの点もあまり伸びず、数学が嫌いになっていました。そんな時、私は、

「もうすぐテストだから、数学教えて!」

とその子に言われ、勉強を見ることになったのですが、応用問題を教えたりするのが難しく、

「どうやったらわかりやすく教えられるのかな。ほかに簡単な解き方はないかな」

と、たくさん考えました。

 二人で試行錯誤して勉強した結果、その友人は、テストで今までで一番良い点を得ることができ、私もその子の役に立てたことがとてもうれしかったです。

 この体験を例に上げるとしたら、友人は、テスト前の時点であまり数学の基礎が身についていない、という現実を受け入れて、それからテストまでの短期間で、良い点を得るために努力しました。実際、友人は学校だけでなく私の家にも来て、解き方を教わりました。

 このように、結果を踏まえてどう行動するかによって、結果は変わってきます。行動次第で数学はできるようになり、面白さが分かるようになるということです。

 

 私が今までで一番「数学って楽しいな、面白いな」と思えた時は、二年生の中間テストで100点を得ることができた瞬間です。この時私は、ピアノの発表会でたくさん練習した部分が上手に弾けたときと同じくらい、ドキドキし、嬉しい気持ちになりました。数学の問題を解くことは、達成感を感じることができ、嬉しい、くやしいなどの、さまざまな思いを解いていくなかで、感じることができると思います。

 

 数学は、問題を解く以外にも、役割があります。例えば、マイナスの計算を学ぶ意味についてです。私はよく

「プラスの計算なら買い物とかで使えそうだけど、マイナスって実際に存在しないし、習う意味なくない?」

とクラスメートに言われます。しかし、マイナスの世界を知ることで、仕事のなかでも、

「普通はこう考えるけど、逆にこういう発想の仕方もあるんじゃないかな」と考えることができるようになります。また、三角形などの証明問題では定められた過程や最終的に導きたい結論が決められているなかで、自分で考えて、答えを出していかないといけません。

 これは仕事をするうえでも同じことです。会社などでは、どうやったら決められた予算のなかでどれだけ良い案を出すことができるか、というのが大切になってきます。

 中学生のうちで証明問題を習うことで、将来につながっていきます。

 

 数学は、将来絶対に自分の役に立つし、身についてプラスになることしかありません。ぜひ数学嫌いな人でも、数学の良さ、楽しさ、面白さについて触れてみて、より多くより深い数学の世界を、私と見ていきませんか。

 

(※段落など一部修正を加えています。)

 

 

Kちゃんはピアノがものすごく上手で、音楽を心から楽しんでいる魅力的な女の子。

自由な表現力は、音楽からも生まれているんだなぁと感じました。

 

また、小さなころから家業のお手伝いをしていて、「仕事」の感覚もある様子。

 

 

終わった後のアンケートです↓

 

 

キッズ作文トレーナーは、作文の指導をするわけではありません。

子どもの言葉を「引き出す」ための「質問」を使って子ども自身に「考えて」もらい、「伝わる順番」をお話ししています。

 

ですからどの子もちゃんと、自分の気持ちを自分の言葉にして書けるんです!

 

それにしても、Kちゃんの気持ちが伝わる作文には本当に驚きました!